『1984年』
オーウェル晩年の代表作。決して旧ソ連のスターリニズムが批判されているのではありません。民主主義においても、1984年の世界はあるのです。
『動物農場』
旧ソ連の救いがたい惨状を風刺したおかしくも後味の悪い作品。ともすると『1984年』の陰に隠れがちですが、私は小説としてはこちらのが好きです。
『カタロニア賛歌』
スペイン内戦に参加した体験に基づくノンフィクションの傑作。若い頃に読むと燃えます。
『象を撃つ――オーウェル評論集(1)』
オーウェルの真骨頂である評論家としての作品を集めたシリーズ。
『ライオンと一角獣』
シリーズ番外編。民衆文化への共感溢れる、ちょっとくだけたエッセイ集。
『ジョージ・オーウェル――ひとつの生き方』
B.クリック, 岩波書店, 2000。上下巻。オーウェルの包括的な伝記。最近になって新装版として復刊されました。
『ジョージ・オーウェル イギリス思想叢書』
河合秀和, 研究社出版, 1997。前掲のオーウェルの伝記の訳者による、思想家としてのオーウェル入門書。オーウェルの全体像を把握するのに便利で、手に入りやすいので、最初に読むと良いと思います
「George Orwell Resources」
『1984年』を初めとして、オーウェルの原典が豊富に置いてあります。