オーストリアの作曲家 アルノルト・シェーンベルク (Arnold Schönberg, 1874-1951) についてのサイトです。
シェーンベルクの著作
- 「音楽の歌詞に対する関係について」(1912) (独) (和)
初出はシェーンベルクもメンバーであった「青騎士」主宰の展覧会のカタログ。自身が書いた2枚の絵と併せて掲載されました。
ショーペンハウエルおよびクラウスの影響下で書かれ、歌詞を必要としない純粋な表現手段としての音楽について論じられます。
- 「音楽の様式と思想」(1930) (独)
初出は1930年ですが、その後何度か改訂され、1933年には英語に翻訳した原稿をもとにボストンで講演も行なわれました。
クラウス、ウィトゲンシュタイン、ロースらは、一つの問題を自らの専門とする分野において問いました。――我々の表現手段は思想を伝えるのに適切か? そもそもそのような表現手段は存在するのか? シェーンベルクはそれを、音楽において問うことになります。