オーストリアの哲学者、モーリッツ・シュリック(Moritz Schlick, 1882-1936)についてのサイトです。
シュリックの著作
- 「事実的ア・プリオリは存在するか?」(1930) (独)
初出は『ウィーン大学哲学協会年報』30-31号。
- 「哲学の転回点」(1930) (独) (和)
『認識』第1号の巻頭を飾った論文。「革命」の開始を告げる宣言です。
- 「解答不可能な問い」(1935) (英) (和)
初出は The Philosopher, Vol13。
不可能性を論理的なものと経験的なものに区別することで、科学による認識の拡大が正当化されます。科学オプティミストとしてのシュリックの信条がよく表れている論文です。
- 「意味と検証」(1936) (英) (和)
初出は The Philosophical Review, Vol44。
論理実証主義を支える最大の(そして最も多くの問題を孕む)ドグマ「意味の検証理論」と「検証可能性」の概念が述べられる重要な論文です。